今回のブル、オープニングはチームのメンバーが久々の週末休みを取るために当日の朝ワイワイ盛り上がっているシーンから始まった。
ただ肝心のブルはベニーとともに、ニューハンプシャーの山へ釣りに行ったとか。
このニューハンプシャーはブルの故郷なんだけど、そこにある店が火事で燃えてしまっていた件がブルの帰郷に関係がありそうな感じ。
この火事は放火だったそうで、すでに犯人も逮捕されている。
どうもブルはこの放火事件と逮捕された犯人(ピーター・ウォルシュ)についておかしな点を感じ、その為の帰郷、そして「魚釣り」だった。
故郷で嫌われていたブルとブルの父親
故郷に帰ったブルだが、現地で偶然出会った不動産屋のオバさんから父についてチクリと言われる。
その後、バーでベニーと一杯やっていると、そこに消防署長と署員が来る。
この署長も明らかにブルを敵対視している。
なんでもブルの父は、このニューハンプシャーに引っ越してきた後に詐欺まがいのことして、住民の多くを騙したとか。
そんな父親の影響もあって、ブルは住民の敵のようになっていた。
ただしこの父の詐欺の話、実際は騙そうとしたわけではなく、結果としてそうなってしまったということだった。
とはいえ、この父が逃げたこと、以前からブルに対してさえ誤解されるような行動をよく取っていたとのことで、どうもこの人は難しい人間のようだ。
なおまだ生きているそうなので、そのうち登場する事になるんだろうね。
模擬陪審員
ブルは「陪審員を操る男」なんだけど、その手法は陪審員の徹底した身元調査+心理分析。
そこから陪審員を選び、場合によっては行動で彼らを誘導する。
この中で一番注目すべきは模擬陪審員。
この模擬陪審員とは?それで何をするのか?だけど、模擬陪審員は実際の陪審員と見た目も思考もそっくりな人物、そんなそっくりさんと模擬裁判を行い、その解析結果から裁判の戦略をたてるというのがこの使い方。
まず面白いのが以前の回でマリッサ(だと思う)が、「顔や体型などルックスが似ている人は思考も似ている」と言っていたけど、どうもそれは本当らしい。
もちろんブルでは、ルックスが似ている事+嗜好も似ているのを選んでいる。
この辺の採用基準は詳しく説明されていないけど、本物の陪審員と模擬陪審員の写真はそっくり。
そしてここまでは裁判でも上手くいっているので、この模擬裁判手法はかなり有効なんだと思う。
そういえば、先に心理面で似ている人がピックアップされ、その人の見た目を本物に近づけた・・とか言っていた事もあったので、採用方法はいろいろなんだろう。
きっとポイント制みたいな感じで絞るんだろうと思う。
この模擬裁判というのはアメリカの法廷ドラマでは必ずと言っていいほど出てくるものだけど、これまでの法廷ドラマでの模擬裁判シーンのほとんどは、被告を相手検事役に責めさせ、弱点をあぶり出すみたいな使われ方だったと思う。
でもブルの模擬裁判は全く違う。この模擬裁判を模擬陪審員がどう判断するか?を実際に検証する。
この検証結果を元に、その後の陪審員対策を決めていくんだけど、最初はこれがどうも胡散臭かった。
でも見ているうちにだんだん信憑性が高まってきたというか、「いや、これって有り得るんじゃないかな」なんて思うようになってきた。
確かに似ている人の判断だけでもかなり参考になるし、人の感じ方とか変化のタイミングとかは結構当てはまるんじゃないかとか・・・
この裁判科学、普通に有り得るかもしれない。
今回は住民を操り大炎上
今回は不動産屋のオバさんが敵となったんだけど、このオバさんをSNSを使ってハメた。
ブルのチームにはIT担当もいるので、SNS炎上作戦はブルの得意とするところ。
今回面白かったのは、不動産のオバさんが裏で儲けようとしている的な演出から噂を煽り、それをSNSでさらに煽るというシーン。
弁護士のベニーは、この一連の件を自分たちが噂を流し煽ったんだと裁判で話す。
こんな簡単なことで噂は大きくなり、人は人を批判・非難する、ということをこれで陪審員に植え付けた。
このシーンは鮮やかで良かった。
そして最終的に放火犯は消防署員だと判明。
さらにその消防署員に放火を依頼したのが不動産のオバさんだった。
今回もまた判決とは別に事件も解決。
さらに長年の確執があった消防署長とも和解。
全てが上手くいったハッピーエンド。
いまのいところブルは全てハッピーエンドだ。
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