BULL / ブル 法廷を操る男 S1 E11 / 先生は年下がお好き

BULL / ブル 法廷を操る男BULL / ブル 法廷を操る男
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今回のブルのストーリーは、美人女教師(スーザン 20代半ば)が男子高校生(ジョーダン 17歳)と関係を持っている事が判明。未成年への有害行為という罪?で訴えられる。*おそらく高校生の親が原告

男子高校生は高校フットボールのスター選手だったことから、この件は大きなニュースに。

 

ポイントは違法ではない事と清純派美人

ということなんだけど、今回のポイントは2つある。

1つはこの件の場所であるNYでは、州の法律で17歳の男子と成人女性の関係は犯罪にはならないということ。

2つ目は、この教師が特徴のある美人であること。

1つ目のポイントは、今回、被告(教師)が未成年を誘拐したとか、レイプしたとかの罪には問われないこと。

なので「未成年への有害行為」という、罪なのかよくわからない訴えを受けている。*たぶん民事

 

そして今回のブルのエピソードで最も重要で興味深かったのが、このポイント2の「美人教師のタイプ」だ。

海外ドラマでこういう題材が扱われることは珍しくない。

こんな感じのエピソードは刑事モノでも法廷物でも、過去に何度もあったと思う。

でも今回のブルでは、この教師のタイプをバリバリのセクシー美人タイプや、お堅いメガネだが実は美形みたいなタイプではなく、正統派美人にしたところだと思う。

この女優さんのルックスは、誰が見ても美人というタイプなんだけど、どことなく清純派女子大生みたいな感じがするタイプ。

今の日本で言えば、乃木坂系、黒髪清楚系みないなイメージだ。

もちろん白人の正統派なのでブロンドなんだけど、タイプ的にはそんなイメージで合っていると思う。

 

で、この美人教師がすごく性悪だとか、何かを企んでいるとかではない事も良い設定だった。

この人は、アメフトのスター高校生をさらにやる気にさせて一儲けしてやろう!みたいなことは考えていない。

逆にアメフトを辞め、アートの道に進みたいと考えている高校生の後押しをしている。

要は純愛ということなんだけど、実はこの純愛、当事者2人が信じているだけで、実際はそうではなかったことがブルによってこの後、明らかにされる・・・

 

今回の陪審員選びは意外な選択に

ここまでのブルでは陪審員選びに関して、「なるほど・・」と感じることはよくあったし、わりと説得力のある人選が多かったと思う。

でも今回は「ん?」と疑問に思う選択が多かった。

これはいい意味でもあり、悪い意味でもあり・・判断が難しいところだった。

 

今回の被告(女教師)の主張は、「これは通常の恋愛であり、2人の自由意志が尊重されるべきである」というものだった。

相手が高校生で自分が教師だとしても、「これは通常の恋愛だから他人に文句を言われる筋はない!」ということね。

こういう主張をする美人に対し、反対の立場にいるブル(ブルは高校生の両親(原告)の依頼を受けている)が選択するべき陪審員と言えば、あまりモテそうにない女性 or 若い年齢の男子を子供に持つ親という気がする。

というか、そういう人選ならほぼ間違いなく女教師に反感を持つはずだ。

だがブルのチームはそういう感覚は持っていなかった。

いつものように普通に、陪審員を各個に分析し決定していった。

ブルではこの陪審員の選択(実際は忌避)が大きく物を言う。

過去のブルは陪審員選びというスタートの時点で、圧倒的に有利な立場を勝ち取っていた。

ところが今回は、いかにもな先入観無しに陪審を決定。

ここは「そうかな?」と言いたい気持ち半分、やっぱり個人レベルで分析しないとダメなのか・・と感心すること半分。

 

ここは判断の分かれるところだと思うけど、個人的にはあまり好きじゃなかった。

この陪審員の選び方の中でブルが重視した点に「リーダータイプか?そうでないか?」というのがあった。

これはクリミナル・マインドのプロファイリングでよく出てくる「ボス猿タイプか?」というやつだ。

今回のエピソードの結末は、「スーザンは夢見ていた事を実現しようとしているが、その夢をジョーダンに見ていた。それをブルがジョーダンでは夢を叶えられないと教えることで2人を別れさせた」というもの。

長くてわかりにくかったと思うけど(笑)、要はスーザンは支配的なタイプで自分に追従するものを好む傾向があるが、彼女の望みはそういうタイプ、特にジョーダンでは無理だというのを証明してみせたというもの。

この結論があるので、陪審員を選ぶ段階でブルは支配的なタイプに反抗する人物を選んだ。

まあ最初の段階でブルがそこまで読んでいたと言えなくもないけど、結論を出すのが速すぎな気がした。

それともう1点、「スーザンとジョーダンが共依存関係にあった」という主張をブル側の弁護士がするんだけど、個人的には一般にいう共依存とはずいぶんイメージが違う感じを受けた。

裁判の視点(ブルとジョーダンの両親の視点)で言えば、2人の関係は悪いものなんだろうけど、2人に愛があるなら別に悪いことでもないだろう。

とうより、誰でも夢を見るだろうし、それをパートナーに投影するなんていくらでもある。さらにそれを間違うことも、やはりいくらでもある事だろう。

どうもその点は???と思ったが、2人がいずれ別れるというブルの主張は正しいから、まあいいのかな?

だけど、スーザンが夫の元に戻るというのはどうもねぇ。

ジョーダンが大学にいくことと彼の家族的には良いことなんだろうけど、スーザンの夫婦はどうせこの後別れるでしょ、と思うけど・・・

 

マイケル・ウェザリー

ここまでブルの11話を見てきての感想は、超面白い!という感じではないけど、これから面白くなるような雰囲気はあるということ。

もちろん面白くなければ見続けないので、平均点以上の面白さは今でもあると思う。

ただ突き抜けた面白さという点では、そういうふうには思えないという感じかな。

 

その、そこまでブルにハマれない理由に、どうしてもブルとディノッゾを比べてしまうというのがある。

本家NCISは本物の全米No.1なので、始まったばかりのブルと比較してもしょうがないんだけど、やっぱりマイケル・ウエザリーにはディノッゾをみてしまう。

ただNCISといえば、見始めた最初の頃は面白いけど、特別ハマるということもないという感覚でいた。

でもいつのまにかドハマり状態に。

多くのアメリカ人もそうなんだろう。

そんなNCISの中心にいたディノッゾ。

もちろんNCISはギブスが不動の4番バッターでエース。でも首位打者は3番のディノッゾだっただろう。

ギブスですら3冠王という訳ではなかったはず。

 

ま、他の番組と比較しても意味が無い。でもNCISも最初からハマった訳じゃないと考えれば、やっぱりブルもこれからなんだろう。

今回は出なかったけど、ブルにはベニーのようなお気に入りキャラもいる。

代わりに今回はチャンクが何気に目立っていた。

NCISはキャラの設定と魅力が抜群にイイから、ブルもNCISのようにキャラ固めをしてほしい。

まだメンバーもブル自身も謎が多いんだよね。

とりあえず、まだしばらくは期待しつつじっくり見ていこう。

 

ウィラ・フィッツジェラルド

最後に今回のゲストで目立っていたスーザン役の女優、「ウィラ・フィッツジェラルド」について。

彼女はいくつかのTVシリーズで主役を張ったりしているんだけど、そこまでメジャーな存在ではない。

MTVのドラマとか、わりとティーン向けの番組によく出ているのかな?

他の海外ドラマのゲストで言うと、ゴッサムやフォロイングに出ていたとか。

全く印象にないんだけど、他ドラマでの主役級の1本はホラーでもう一本はファッション系と、やはり美形を売りにしてる女優なんだろう。

今回のブルでは存在感があったので、これから何かでガツンと頑張って欲しいと思う。

 

それからもう一つ、「海外からネットで日本の動画サービスを見る方法」という記事を前に書いたんだけど、当時書いていた方法では最近見られなくなっているので、新たに見る方法を更新しておきました。他では自宅にサーバーを置くとか、あまりにも面倒なことが紹介されているようだけど、そんなことしなくてもちょっとした設定と月・1300円弱で見られるので、興味のある方はこちらをどうぞ=海外から日本の動画サービスを見る方法

 

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