海外ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム S1 E21 / 朽ち果てたリンゴ」
次回がシーズンファイナルとなるワンス・アポン・ア・タイム。
前回から呪いの国「ストーリーブルック」と、「おとぎの国」の存在が
徐々に近づき始め、シーズンファイナルへの期待がどんどん高まってきた。
そして今回のストーリーも、いよいよ大詰め!という感じの流れだった。
そこで最終回を前にして、自分がこのワンス・アポン・ア・タイムを
どう見ているか?についていくつか書いておくね。
人それぞれ感想はあると思うけど、まずどうしてもレジーナを
嫌いになれなかった。
この女王はメチャメチャ自分勝手で、人を利用するし、人の気持ちを
平気で踏みにじる。 さらに自分に少しでも歯向かうと躊躇なく殺す。
でもなんとなく感じさせるレジーナの悲しさとか孤独感みたいなものは、
この女王が失ってはならないものを失った人間だと示唆していた。
これまでで、それに白雪が関係してるとわかり、実の母が
オニだったということも分かった。
シーズンファイナル前にチョット弱いところを見せたりして、
少し今までとは違う面を見せ始めた町長。
ヘンリーにだけは優しいレジーナを嫌うのは、
オレ的にはちょっと難しかったよ。
ただ彼女はヘンリー以外、愛する者全てを失っている。
それからルンペルシュティルツキン/ゴールドさん。
この人を嫌うのは誰にとっても難しいと思う。
女王ほどじゃないにしても、この人の外道ぶりもナカナカのもの。
でもこの人を嫌うことが出来ないのは、誰もが自分の弱さを
自覚してるからだと思うな。
ルンペルシュティルツキンはそんな弱さから生まれた怪物。
そしてこの人には愛する人間がまだ生きている。
ベルファイアとベル。
そうか両方ベルなんだな・・
そしてゴールドさんの心が荒んでいるのは、2人を自分の弱さから
失っていることだろう。 これは闇の王になった副作用じゃないね。
自分の弱さに対する対価を愛する者で払ってしまった過去。
普通の人間にとって、こういう人を嫌うことは難しいよね。
それから意外と幸せじゃなかった白雪と王子。
でもこの2人ヒーローだから。
エマはヒーローじゃないよね、救世主だ。
でも姫と王子はヒーローで正義でリーダー。
多少ヒドイ目に合うのは仕事みたいなもんだ。
どうせ最後はハッピーになれるから問題ない。
見てる方は、この2人の試練を楽しむことが出来る(笑)。
そしてエマ。
ここ2~3話はヘンリーの為ばかり言って、あまり好きじゃない展開だった。
こういう、子供の為に~というストーリーは、陳腐すぎて共感できないんだよね。
もちろんそれがダメとかじゃないんだけど、子供の~とか、
友の為~とかは、度が過ぎると視聴者に媚びてるみたいに見える。
別にこの時期のワンス・アポン・ア・タイムは、視聴率に苦しんでると
言うわけでも無いので、そういうのとは違うかもしれない。
でもちょっとイヤな感じがしてた。
次回に関しては不明というか、心配な面もあるけど、
今回下したエマの决断は良かったと思う。
結局レジーナの策略だったので、エマの决断は正しくなかったんだけど、
でも一瞬でもレジーナに歩み寄ったエマはさすがと思ったね。
ついでにストーリーブルックに来るまでのエマが無責任な上に、
責任を負うことを避けていた、という設定は素晴らしいと思った。
ここはオーガスト/ピノキオも同じだ。
イイ脚本だと思う。
と、こんな感じで、今までのワンス・アポン・ア・タイムを見てきたんだよね。
それから今回のエピソードだけど、かなり重要な事がいくつか分かった。
まずレジーナはエマが救世主(呪いを破れる)と知っていたんだなぁ。
さらにそのエマを、ルンペルシュティルツキンが造ったとも言っていた。
これはレジーナがルンペルシュティルツキンの研究?魔法?を
知っていたということだ。
もう1つこの件で言うと、エマ登場後、ゴールドさんがいきなり
呪いを解く事に協力しだしたとのレジーナ発言があった。
ここは今まで分からなかったけど、エマに呪いを破らせ、
おとぎの世界に戻って(魔法を蘇らせ?)ベルファイアを探すと
いうことらしいね。 とするとやっぱりゴールドさんは、この世界に
ベルファイアはいないと判断したって事だ。
それよりエマの何かで世界の壁を破るとか、何か策があるんだろう。
ここはもう少し待てば分かるよね。
そして次回予告なんだけど、かなりすごい展開になりそう。
エマがホントに救世主っぽくなってるわ、ホビットみたいな
ドラゴンが出てるわ、なんか盛り上がりそうだね。
でもそれよりゴールドさんが一緒にいたのはベルだよなぁ。
ストーリブルックでベルとゴールドさんが再会するとなると、
どういうことになるんだ?
ゴールドさんはおとぎの国に戻る必要ないんじゃないかな?
ベルファイアを忘れるというのも現実的じゃないけど、
あのベルが生きているわけだからね。
まさかこれもレジーナの策略かな?
それにしてもここまで、あっという間だった。
本当に面白かったワンス・アポン・ア・タイム。
なんか気が付くと、また見てる海外ドラマが急速に減ってきてるな。
来週は、このワンス・アポン・ア・タイムとハウスの最終話。
楽しみだけど、なんか残念な気もするわ。
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