海外ドラマ「 スキャンダル 託された秘密 S2 E22 / 最も危険な秘密 」
シーズン2最終話になる今回のスキャンダル。
ここまでスリルある展開ですごく楽しめたスキャンダルなんだけど、
最終話のわりには「?」と思うところも多かった気がするかなぁ。
まず悪かった方から行くと「ビリー・チェンバース」の使い方。
あれほどスリルとサスペンスに満ち、スリリングに展開してきたアルバトロス問題だったのに、
チェンバース=アルバトロスと分かった途端に失速したとしか言いようがない。
中東にまで影響力を与え、CIA長官を暗殺し、アメリカ軍を翻弄したアルバトロスが
簡単にオリヴィアの手下に捕まり、ローゼンに騙され、挙句の果てにはクィンに
ドリルで拷問されると(笑)。
ここはなんかなぁ~と、かなり残念。
それから大統領がオリヴィアと再婚し、それを逆に武器にして次の選挙戦を
戦うという案ね。 これ、選挙参謀が考えそうな手と言えなくはないけど、
いくらなんでもそんなことで大統領在任中の離婚が覆せるかぁ?
メリーはこの案を聞いて意気消沈してたけど、こんなのオレでもなんとか
出来ると思うけどなぁ。 あのメリーなら、最初だけ泣いて「私は立ち上がる!」
とか何とか言えば、問題ないでしょ。
人種差別ってねぇ、不倫に耐えて出産とどっちが勝つか? 考えるまでもなく、
楽勝パターンだよね。
ただこういうのをよく考えてみると、もしかしてこの時期スキャンダルは
打ち切りの危機でもあったのかな?
なんか今回のストーリーは、シリーズの最終話にするような内容にも見える。
例えば今回で離婚させてれば、ある種のハッピーエンドでもあるよね。
逆に良かった点。
一番良かったのは、オリヴィアが大統領の判事殺害を知り、大統領は
オリヴィアとジェイクの関係を知った後の対処。
これを2人がアッサリ問題を克服したのは良かったと思う。
スキャンダルのような題材を主に扱うドラマでは、この事で一回別れさせて
また復縁する~とかいう、アホらしい展開が続くのがよくあるパターン。
結果的にそうなるんだけど(笑)、ココを引っ張らないのは大人だと思うな。
ついでにこの時に思いっきり反目に回ったサイラスも、らしくて良かった。
あとは、腰抜けに逆戻りしたかに見えた最後の大統領。
でもあれはあれで良かったと思う。
オリヴィアがどうこうより、やっぱり大統領職ってのはね、そう簡単に
あきらめがつくようなものであるわけがない。
ついでに、女にフラレたから、フッタ女に戻るというのも、
思いっきりリアリティがあって面白かったと思う(笑)。
だってよくあるでしょ、そういうの。
あと最初のシーンから、あのディファイアンス悪党会議に大統領を
登場させたのは、ナカナカいい演出。
変な偽善より、自分の欲に忠実にというのは、大人のドラマには不可欠。
それでこそ、一段高いステージに上がれる。
それとローゼンね・・・・
彼がこんな感じの行動に出るのは、なんとなく予測できたけど、
なんかねぇ・・・ これは今後のローゼンを見てみないと判断はつかないか。
最後に心配なのは、このクオリティを来シーズンも持続できるかの?
最終話はイマイチだったけど、このシーズンはかなり良かった。
ストーリーはすごく楽しめた。
B67ナントカという組織、そしてそのボスがなんと「オトーサン」だったという
ナゾを残したけど、それだけじゃあ明らかに足りないよね。
でもあのダメダメだったシーズン1をここまで持ってきたんだから、
もしかしたら次もやるかもしれないね。
それに期待しよう。

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