海外ドラマ「ブラックリスト S2 E16 / トム・キーン」
まず驚いたのが、ブラックリストのNo.7がトム・キーンだったこと。
この辺の細かい設定がブラックリストの面白いところなんだけど、こういうのを説明しないというのがまたいいね。
しかもNo.7ということは、かなり早い段階でトムはレッドの情報網にかかったということだ。
まあ、だからこそレッドは、トムをリズに送り込んだということだろうけど。
でもこうやってトムのストーリーを盛り上げていくのはいいことだと思う。
で今回、リズを殺人事件の裁判から救うために、レッドがトムを連れ戻すという話。
このストーリーはすごく面白かったんだけど、それにはいくつか理由がある。
まずはレッドがドイツに連れて行った人物がレスラーだったこと。
ドイツのネオナチに潜入中のトムを連れ出すのに、レッドがレスラーを連れて行った。
レスラーが警察に見えることは誰にでも分かる。
いや、警察でなくても、レスラーの顔、服装、体格、雰囲気は軍人など政府関係者以外には見えない。
最初反対していたレッドがレスラーを?と思ったけど、うまいこと辻褄を合わせたよね。
でも深読みすると、ここにレスラーを連れて行くのは、リズを巡ってトムとレスラーが対決するシナリオが用意されているからのような気がするな。
それにしても、銃の取引現場に現れた車にレッドとレスラーを見つけたトムの対応は面白かった。
最終的には銃撃戦で皆殺しなんだけど、レッドとトムの口の戦いも見応えあったなぁ。
そしてリズの裁判も今回で決着した。
リズが逮捕されるという決着はあり得ないとしても、トムが出頭するのか?あの判事が圧力に屈するのか?偽証したリズと本部長の追求は?FBIの背後には誰がいるのか?など、この件は見どころが多かった。
なかなか良い決着だと思うけど、特に良かったのが2つ。
1つはリズの表情とか、態度とかが良かったこと。
罪を受け容れていたこともあるけど、レッドが何とかするという信頼みたいなものもあった。
良い悪いは別として、メーガン・ブーンのリズは一皮むけたような気がする。
個人的にはいい方に向かっていると思う。
そしてもう一つ。
もちろんウィルコックスだ。
やっぱり負けたんだけど、あの判事でさえ信念を曲げさせられたのに、ウィルコックスは何も受け容れることができていない。
とりあえず今回は生き延びたけど、今後は危ないなぁ・・
反体制派の善人であるウィルコックス、今回はリズの件だったけど、今後も市警にいればレッドがらみの犯罪にも遭遇するはず。
これだけのインパクトを残したウィルコックスだから、また必ず再登場が有るだろうね。
死ななきゃいいけど。
最後にリズがやっていた、被害者の娘の件。
この件についてレッドが語っていたことは面白かった。
これ結局は善悪の話なんだと思うけど、すごく良いシーンだった。
今までのふざけたレッドの演説ではない、真実を語る演説。
力が入っていて、よかったね。
ただ、トムの件でリズを騙しているというのがあるんだよなぁ。
リズは「私のために~」と言っていたけど。
近いうちにバレるんだろうけど、またリズがキーキー怒るのかな(笑)。
そうなると、トムのことも拒絶する流れになるよね。

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