海外ドラマ「ブラックリスト S2 E17 / 不老不死研究所」
いかにもブラックリストらしい今回のタイトル。
内容的には、IT長者が運営する不老不死研究所の中で、ある人物が不老不死の人体実験をしているというストーリー。
そして同時にトムの逃亡ストーリーが進行。
これ、両方面白かったけど、いくつか納得のいかない話もあった。
とりあえず良い方から行くと、まず不老不死研究所の「クラゲ」。
不老不死のクラゲの話は、初めて聞いたから面白かったなぁ。
このクラゲは実在するんだけど、その不老不死のメカニズムを簡単に言うと、このクラゲは大人になり何らかの刺激を受けると子どもに戻ってしまうそうだ。
そしてこのサイクルが永遠に続くので、「死なないクラゲ」ということらしい。
不老不死研究の話もそうだけど、これは夢のある話だと思ったな。
ただし、IT長者のロジャー・ホブスが運営する研究所、そして所長のジュリアン・パウエル(医師かな?)は人体実験をしている。
パウエルがそんな研究を始めた理由、原因は、妻を救うためなんだけど、どんな理由があろうが殺しは殺しだ。
ここはリズやレッドの考え方が正しいよね。
そういえば、ホブスのオフィスにリズとレスラーが尋ねるシーンが有ったけど、この時の2人はカッコ良かった。
別に何かキメのシーンがあったわけじゃないけど、2人共スーツやコートのサイズがピッタリでスタイルもいいし、さすがハリウッドスターだと思った。
トムもカッコいいよなぁ。
トムの場合はレスラーと違ってスーツではなくカジュアル系。
こういうのを見ていると、やっぱり日本人とは骨格がだいぶ違うよね。
あと面白かったといえば、クーパー本部長。
あれだけカタブツだったハロルドも、死を目前にすると少しずつ変わっていく・・という話。
実際は犯人逮捕の為や、リズの為に、レッドの登場以降の本部長は信念を曲げている。
でもここ最近の変節は、行ってはいけない方向に向かっているよね。
これも全ては、あの新長官候補の男、「トム・コノリー」の登場からだ。
彼は確か、フィッチが所属していた組織の一員だった思うけど、違ったかな?
ま、どっちにしても、コノリーのしたたかさは普通じゃない。
彼とクーパーは旧知の仲なんだけど、クーパーの性格をすべて知った上で、自分の思う方に誘導しているよね。
この辺の描写は言葉では説明されていないけど、この部分はこの演出がいいと思う。
ミステリアスだし、コノリーの背後には何かいるだろうと推測できるし、かなり大きな野心があるのもよく伝わってくる。
この男は今シーズンの要注意人物になってるね。
反対に悪かったところ。
これはもう、一連のトム関連ストーリーだ。
ドイツの極右集団がアメリカまでトムを追ってきて、トムと少佐を拉致し拷問・・というのが今回の話。
あのネオナチ連中はヨーロッパで最も凶悪な犯罪者集団でドラッグディーラー。
なので資金力も豊富だから、少佐やレッドと敵対することも可能な力がある。
そんなカネも力も兼ね備えた連中が、アレだけの裏切りにあったトムを生かして開放するか??
しかも少佐も関わっていたというのが分かっているのに、その少佐まで開放している。
たぶん、ネオナチは少佐にトムを殺させる約束をした~という話が後で出てくるんだろうと思うけど、こういう凶悪ギャングがカタをつけないというのは、ストーリー上あり得ないと思うな。
それは当然トムにも言えることなんだけど、なんであのシーンにネオナチを使ったのかは疑問が残る。
少佐もトムも、敵ならいくらでもいるだろうに。
わざわざ、つい最近大揉めした相手を連れてくるのは重大なミスに感じたなぁ。
以前のシーンと同時期に撮影したとか、理由はあるんだろうけど、アレをやるとここまでの信用がガクッと下がってしまった気になる。
まあ、ここは今後のリカバリーに期待するしか無いね。
トムが生き残るのは賛成だし、死ぬにしてもそれ相応の舞台が必要だろう。
こうなったら、こっちが考えてる以上のつじつま合わせを期待しよう。
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