海外ドラマ「ブラックリスト S4 E8 / エイドリアン・ショウ医師(後編)」
アレグザンダー・カークが拘束(入院)されている病院から逃走+リズを誘拐したところで終わった前回の前編。
FBIとトムがカークとリズを追い、レッドはカークを生かす為にショウ医師と患者0号と呼ばれる「ルシール・ボックス」を探す。
この対比はまさにブラックリストらしいところで面白かった。
FBIは直線的に犯人を追う。視聴者から見ると、ここはFBIが少し無能っぽく見えてしまう演出なんだけど、今ある証拠から出来る限りの行動をという犯罪捜査の基本に沿った行動だ。
レスラーが指揮する実働部隊は敵数人の排除に成功、リズの危機にも間に合った。
逆にレッドはFBIのメンバーも推測不能な行動に出る。でもこれはいつも通りレッドの先読み戦略。
カークでさえ諦めたカーク自身の難病の治療法をレッドは探し、リズを助けようとしている。
レッドの戦略はリズをトムとレスラーらFBIに託し、自分は問題の根本を解決しようということらしい。
この時点でレッドはカークがレッドの提案を受け入れると確信している。
これが最終的にこのエピソード最大の謎、なぜ最後の最後にカークがレッドを殺さなかったのか?につながる。
最後の場面で、レッドがカークに何を言ったのか?これは気になるよね。
その前に今回分かったこと。
リズの子供の頃の記憶、火事で父親を失ったはずの火事の件だけど、その時リズが暮らしていた家族構成は父カーク、母カタリーナ、娘マーシャ(リズ)だったようだ。レッドはアメリカのスパイとしてカタリーナと接触、浮気の件は否定していたがそういう関係だったのは間違いなさそう。
なのでリズの父親がレッドという線は消えていない。ただし確定でもない。
当時のカークは裕福だが善良な一般市民で家族思いの父親。カタリーナがエージェントなのは知っていたような感じだけど、家庭は一般的だったようだ。
そんなところに前触れもなくカタリーナとリズを襲った火事が起きる。失意のカークは何が起こったのかわからないまま過ごしていたが、カラクルトの件で国際映像に映ったリズを見て今回の行動に出た・・
多くの証言にあったように、映像を見るまでのカークは善良な男だったようだ。
そのうち分かるだろうけど、カーク一家の悲劇はアメリカ側のレッドとロシア側のカタリーナが巻き込まれた何かの事件の結果、まあカークとリズは完全な被害者ということなんだろうね。
今回レッドが拷問にあいながらもカークを助けたのは、この時の件の謝罪の意味があったのかも。
今回、リズの父親は?という謎は完全には明かされなかったけど、内容的にはすごく面白かったと思う。
アクションなんかの見ごたえもあったし。
でもやっぱり気になるのは、あの時レッドはカークに何を言ったのか?だろう。
リズが自分の娘ではないと知ったカークは自分の死を受け入れた上でレッドを殺すことを心に決めていた。
それを覆したということは、レッドが言った事は、カークにとって生きる意味が出来るような何かだと想像できる。
こう考えると真っ先に浮かぶのは、カタリーナが実は生きている・・だろうけど、それはちょっと安易かな?
ただレッドがカタリーナの死を偽装して生かしているというのは安易すぎるけど、政府のような強大な組織に捕らわれているという話ならあるかも。
もしカークの生きる意味がカタリーナではないとすると、リズか子供かな?
そのパターンだとリズか子供がカークと同じ病気とか。
この場合はカークからの遺伝になるので、当然カークとリズは親子になる。
これはありそうだよね。
カークがあの場面から生きることを選びなおすというのは、カタリーナか自分とカタリーナの子か、そのくらいのことでなければありえない。
でも、そういえばシーズン1のころに、レッドが探していたもう一人子供ってなんだったかな?
あれ?子供のバレリーナってなんだったかな??
カタリーナとカークの子供が別にいる、これはカークの生きる意味になるよね。
でもそんな話あったかな??
ん~、もう一回見直すか、忘れてしまった(笑)。

このブログの記事を書いています。海外ドラマを一緒に楽しみましょう!
コメント